中日「懲罰人事」平野コーチ2軍降格濃厚

[ 2012年5月19日 06:00 ]

2軍降格が決定的になった平野コーチ(左)

 首位を走る中日が18日、「懲罰人事」を断行した。上田佳範外野守備走塁コーチ(38)をコーチ登録し、稲葉光雄投手コーチ(63)を抹消。これにより、2軍担当の上田コーチの1軍ベンチ入りが可能となり、19日にも平野謙外野守備走塁コーチ(56)との配置転換が行われる運びとなった。

 高木監督が怒りを爆発させたのは、16日のロッテ戦(ナゴヤドーム)。1点を追う6回1死二塁から荒木が中前打を放ったが、俊足の二塁走者・大島は本塁を突いて憤死した。試合後、指揮官は「積極走塁ではない。大島で完璧にアウトになるということは、タイミング的に無理ということ」と、三塁コーチャーを務める平野コーチの判断をやり玉に挙げた。平野コーチはこれまでも再三、サインの伝達ミスや判断ミスがあった。

 中日・佐藤良平球団代表は「チームから“こうしたい”というものがあって、(コーチ登録変更の)届け出をした」とし、三塁コーチャーの後任については「あとはチームの話」とした。19日の西武戦からは上田コーチが三塁コーチスボックスに立つことが濃厚。平野コーチは2軍降格となる可能性が高い。

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2012年5月19日のニュース