青木初の3安打 レギュラー獲りへまた前進

[ 2012年5月19日 06:00 ]

ナ・リーグ ブルワーズ0-4アストロズ

(5月17日 ヒューストン)
 レギュラー定着へ大きく前進だ。ブルワーズの青木宣親外野手(30)が17日(日本時間18日)、1番・中堅で先発し4打数3安打1死球。メジャー初の3安打を記録し「僕にとっては大きな一日だったかもしれない。思った通りの打撃ができた」と振り返った。

 3回に内角球を引っ張って右翼線二塁打。5回は外角に流れるスライダーをバットに乗せて右前に運んだ。9回にも中前打し、左打者には不利とされる左投手から3安打だ。現在は同じ左打者のモーガンとの併用。対右投手の打率・263に対し、対左投手に・333と強い青木は左投手の先発時にスタメン起用され、結果を残している。

 先発した最近3試合で13打数7安打、打率・538。好調の要因は打席前の準備だ。相手は初顔合わせの投手ばかり。そこでネクストバッターズサークルの時間を工夫した。次打者になるとサークル内では素振りをせずに約2~3メートルも本塁ベース寄りに近づき投手を観察。「対戦直前に実際の球を見るのが一番参考になる」と、時にはしゃがみこんで球筋や軌道をイメージしながら攻略のヒントを探している。

 チームは11残塁の拙攻で零敗。打撃陣の不振が続く。青木のライバルのモーガンも打率・191。今週末には故障中のゴメスが復帰予定だが、ロン・レネキー監督は青木の先発機会を増やすことを明言し「左投手相手に毎回結果を出している。(3人の中で)結果を出している選手を使うのは当然」と期待を寄せた。

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2012年5月19日のニュース