斎藤 6回1失点粘投も…野村との「佑祐対決」敗れる

[ 2012年5月19日 17:58 ]

交流戦 広島1―0日本ハム

(5月19日 マツダ)
 プロ野球交流戦、広島-日本ハム1回戦が19日、マツダスタジアムで行われ、広島が投手戦を制し1-0で逃げ切った。広島は野村祐輔、日本ハムは斎藤佑樹が先発、野村が7回5安打無失点で今季3勝目を挙げ、斎藤との「佑祐対決」を制した。斎藤は6回4安打1失点と粘投も、打線の援護に恵まれず5勝目はならなかった。

 初回、野村は2死から走者を出すが、4番・中田を空振り三振に斬って取った。その裏、斎藤は先頭打者の梵に中前打を許すが、続く小窪を投ゴロ併殺打に打ち取るなど、ともに無失点の立ち上がり。

 2回、野村は2死一、三塁とピンチを迎えたが、プロ初打席となった斎藤を右飛に抑えた。その裏、斎藤は3者凡退に打ち取った。

 3回、野村は1死から四球の走者を出すが無失点。その裏、斎藤は2回に続き3者凡退に抑えた。

 4回、野村はこの試合初の3者凡退。その裏、斎藤は2四球などで2死一、三塁とするが、丸を右飛に打ち取りピンチを切り抜けた。

 5回、野村は先頭打者に左前打を許すが、この回も無失点。その裏、斎藤は先頭打者を出すも併殺打で切り抜け、2死から、三塁・小谷野の失策で走者を出したが、後続を絶った。

 6回、野村は先頭打者の田中に中越え二塁打を許すが、後続を退けた。その裏、斎藤は先頭打者の梵に左越えソロを浴び、広島に先制を許した。さらに2死満塁とするが、松山を二ゴロに打ち取り、この回1失点。

 7回、野村は無死一、二塁のピンチを迎えるが、代打・村田を空振り三振、糸井を併殺打に打ち取りガッツポーズ。斎藤は3度目の打席で代打を送られ、6回4安打1失点の内容に終わった。斎藤は「あのホームランですね。先に点を取られたのが悔やまれる」と、6回に許した梵の1発を悔やんだ。

 その裏、日本ハムは2番手・谷元、3番手・乾とつなぎ無失点。野村の打席では代打が送られた。野村は7回5安打無失点で、勝利投手の権利を持っての降板となった。

 8回、広島の2番手・ミコライオは無失点。その裏、日本ハムは4人目の榊原が広島打線を3人で抑えた。

 9回、マウンドには守護神・サファテ。日本ハムの攻撃を3人で抑え、6回の1点を守り切った。
 

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2012年5月19日のニュース