吉田えり　再び米独立リーグへ「今しか出来ないことに挑戦したい」

米再挑戦を発表した吉田えり

　野球の関西独立リーグ・兵庫の吉田えり投手（２０）が１９日、自らのブログで、昨季まで所属した米ハワイ州マウイ島に本拠を置く独立リーグのチームに復帰することを発表した。ノースアメリカン・ベースボールリーグの「マウイ・イカイカ」で、６月からプレー。兵庫球団は容認する姿勢を示している。

　１０年から米独立リーグに挑戦し、昨年８月にはマウイで米プロリーグでの女性投手として史上２人目の勝ち星を挙げた“ナックル姫”吉田。今季は３年ぶりに日本に復帰し、今月３日には関西独立リーグでも女性初の勝利投手になっていたが「またアメリカでプレーがしたいという目標がありました」と、米再挑戦への思いを抱き続けていた。

　その目標が叶っての移籍となったが、吉田は兵庫を去るにあたり「ファンの温かさを感じ、球団とチームの良さや監督・コーチの指導力の高さも知った上で…離れるのは、少し辛い」と本音も吐露。それでも「教わったことを、アメリカでも発揮出来るように、また１歩でも成長出来るように、今しか出来ないことに挑戦して進んでいきたいと思います」と前向きに意気込みをつづっている。