最後は3球三振斬り ウッド引退表明「幸せだった」

[ 2012年5月19日 09:27 ]

ホワイトソックス戦の8回、最後の登板で三振を奪い降板、観客の歓声に応えるカブスのウッド

 米大リーグ、カブスのケリー・ウッド投手(34)が18日、本拠地シカゴのリグリー・フィールドで「長い年月プレーできて幸せだった」と引退を表明し、ホワイトソックス戦で最後の登板を果たした。

 8回1死一塁、大歓声に迎えられて登板。1球目に96マイル(約154キロ)の速球でファウルを打たせると、変化球を2球続けて3球三振を奪い、打者1人で降板。ベンチ前で息子と抱き合った。

 実働14年間の現役生活を終えたウッドは「仲間とプレーできないのが寂しい」としんみりした表情で話し、スベウム監督は「素晴らしい瞬間だった」と感慨深げだった。

 ウッドは1年目の1998年、アストロズ戦で大リーグ記録の1試合20奪三振(9回まで)を達成し、同年のナ・リーグ新人王に選出された。99年は右肘の手術でプレーしなかったが、その後復帰。2007年からは救援を務め、通算成績は86勝75敗、63セーブ。(共同)

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2012年5月19日のニュース