楽天、メジャー移籍容認を発表!岩隈は「感謝」

[ 2010年10月5日 06:00 ]

 楽天は4日、岩隈久志投手(29)のポスティング・システム(入札制度)でのメジャー移籍を容認すると発表した。

 池田球団副社長はKスタ宮城での会見で「創設時から球団を支えた最大の功労者。例外的にポスティングを容認する結論を出しました」と説明。岩隈は球団広報を通じて「メジャーへ挑戦するチャンスを球団からいただきました。オーナー、代表はじめ関係各位には感謝の気持ちでいっぱいです」とコメントした。
 同制度では、最高入札額を提示した球団が交渉権を得るため岩隈に球団の選択権はないが、親しい関係者には「チームに特別なこだわりはないですけど、プレーする機会があるなら西海岸がいいですね。暖かいところの方が体への負担も少なくて安心ですから」と漏らすなど、07年オフに右ひじを手術した経験を持つだけに、温暖な気候でのプレーを望んでいる。
 獲得に積極的な球団の中で西海岸に位置するのはダイヤモンドバックス。温暖な気候となれば、レンジャーズも希望に合う。予想される入札金は1500万ドル(約12億4500万円)前後。夢への第一歩がいよいよスタートする。

 ▼団野村氏(岩隈の代理人)岩隈選手並びにご家族のために、全力で交渉をいたします。ご本人、ご家族がハッピーになるような環境・条件が得られればメジャーリーグへの移籍が実現する。もしそのような環境・条件が整わなければ2011年も楽天球団でプレーするという可能性も残っております。

 ▼楽天・島田亨オーナー兼球団社長 最後まで強く慰留したが、アスリートとして新たな一歩を踏み出そうとする熱き思いを受け、希望を受け入れる判断をした。

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2010年10月5日のニュース