横浜買収、月内に判断…トステムなどが株保有か

[ 2010年10月5日 23:11 ]

 住生活グループの首脳は5日、プロ野球の横浜ベイスターズの買収に関連し、球団の資産査定を月内に終えた後、買うかどうか判断する考えを示した。東京都内で記者団の質問に答えた。

 横浜球団を買収する場合、持ち株会社の住生活グループではなく、広告効果などを考慮し、傘下のトステムやINAXといった事業会社が球団の株式を保有する方針を明らかにした。手元に数百億円ある資金の一部を使って買収するという。
 首脳は、横浜球団の親会社であるTBSホールディングスに「交渉する意志があることを伝えた」と説明。「球団自体が非常に少なく、セ・リーグ(の球団の所有権)が動くことは、あまりない」と述べ、買収に意欲を見せた。
 現在実施中の資産査定が終わるのは10月下旬ごろになるとの見通しを示した上で「株主に投資する意味を説明できるかどうか、という作業だ」と説明した。
 本拠地を横浜のままにするか、球団誘致に積極的な新潟に移転するかについては「TBSがどういう条件か分からないが、仮に限定された条件とすれば、それなりの価値になる。TBSの考えをはっきり聞いていない」と語った。

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2010年10月5日のニュース