長野1番、ゴンザレス救援!巨人 CSに向け起用的中

[ 2010年10月5日 22:33 ]

1回、先頭打者本塁打を放った長野を迎える巨人・原監督

 【巨人4―0横浜】脇谷のバント失敗や坂本の不振など不安材料はある。だが、巨人はその中でも白星を拾い、クライマックスシリーズ(CS)をにらんだ起用もぴたりとはまった。

 ここ数試合不振の坂本に代えて、1番に長野を据えた。その長野が2安打1打点1四球と活躍した。一回に先頭打者本塁打で先制。五回にも先頭打者として打席に立つと、内野安打で出塁して中軸の適時打を導いた。1番の役割を果たし、原監督は「打線のつながりを欠いていたが、きょうのような感じなら、どんなチームが相手でも戦える」と手応えを口にした。
 投げてもゴンザレスが七回から2回を無失点。5年ぶりの救援登板だったが危なげなく抑え、適性を示した。斎藤投手コーチは「CSでも(可能性は)ある。投球自体は良かった」と評価。今季大きく期待を裏切ってきた右腕も「ずっと力になれなかった。最後ぐらい、自分の力はこんなものじゃないと見せて貢献したい」と与えられた役回りで好結果を出した。
 阪神も勝ち、2位争いは激しさを増している。原監督は「残り2試合、望んで戦いに挑みたい」と意気込んだ。

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2010年10月5日のニュース