マートン日本新!シーズン213安打に

[ 2010年10月5日 18:33 ]

ヤクルト戦の2回、イチローのプロ野球記録を更新するシーズン211安打を放ち、花束を手にファンにあいさつする阪神のマートン

 プロ野球、ヤクルト―阪神24回戦は5日、神宮球場で行われ、阪神のマートンが2回2死満塁から中前へ2点適時打を放ち、日本新記録となるシーズン211安打を達成。5回に右前打、9回にも右翼線二塁打を放ち、記録を213安打まで伸ばした。

 2位阪神と3位巨人はゲーム差なしで、わずか1厘差。CS開催権のためには絶対に負けられない戦い。ヤクルト・中沢、阪神・能見の両左腕が先発。イチロー(現マリナーズ)が1994年に130試合制で樹立したプロ野球シーズン最多記録の210安打に並んでいたマートンは3番・右翼で出場し、初回の第1打席は1死一塁から遊ゴロに倒れたものの、3点を先取し、なお2死満塁の場面でまわってきた2回の第2打席で2ボールからの3球目を中前に弾き返した。阪神はこの回、金本が落合博満(現中日監督)に並ぶ通算2371安打目となる16号3ランを放つなど、一挙9点を奪った。マートンの第3打席は四球、第5打席は右飛だった。
 阪神は3回にも鳥谷が通算1000安打となる中越え適時二塁打を放つなど2点を追加。4回にはブラゼルが46号ソロを放ち、先発野手全員安打をマークした。
 一方、現在204安打のヤクルト・青木は1番・中堅で出場、第1打席は投ゴロ、第2打席は左犠飛だったが、5回の第3打席は1死一、二塁から中前適時打を放ち、今季205安打とした。7回の第4打席は遊ゴロ。
 ヤクルトは5回に3点を返したが、阪神は8回にブラゼルの47号2ラン、9回にも3点を加えて17―4で大勝した。この試合、阪神・城島は4安打を放ち、今季165安打。古田敦也(ヤクルト)が1997年にマークした捕手としてのシーズン最多安打を超えた。

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2010年10月5日のニュース