秋山 球団初の大役も…悔しさで目は真っ赤

[ 2010年8月22日 06:00 ]

<巨・神>6回4失点の阪神先発・秋山は汗を拭う

 【阪神3―8巨人】ベンチに戻った阪神・秋山の目は真っ赤だった。勝利投手の権利を得ながら、6回2死一、二塁で脇谷に逆転三塁打を浴びて降板。「長打を打たれている球なので、もう一つ低く投げないと、と凄く感じた」。悔しさがすぐにこみ上げてきた。

 愛媛・西条でエース兼4番として、昨年は春夏連続で甲子園に出場。高卒新人の巨人戦先発デビューは球団史上初だった。「緊張はなかった。城島さんのリードに従って投げました」。2回に2点を失ったが、3回以降はプロ入り後に習得したフォークでラミレスを2打席連続三振に仕留めるなど、19歳らしからぬ緩急自在の投球を見せた。
 真弓監督は6回の交代時期について「代えてもよかったが、それなりの投球ができていた」と説明したが、駒不足の先発陣に希望の光を差し込む新星の出現には「次に期待します」と話した。

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2010年8月22日のニュース