今度は天谷が殿堂級キャッチ!斉藤 初完封逃すも初完投

[ 2010年8月22日 21:07 ]

8回横浜2死、ハーパーの中飛をフェンスに登り好捕する中堅手天谷

 【広島6-1横浜】広島の斉藤はプロ初完封目前だった。八回には本塁打の打球を天谷がフェンスに駆け上がってキャッチするなど味方にも助けられていたが、土壇場の九回2死から失点。それでも最後まで投げ切り、プロ初完投で3勝目をつかんだ。

 最近は新人の今村や2年目の中田が先発に回っていたこともあり、斉藤は「若手が出てきて先発していて悔しかった」と意地を見せた。お立ち台では天谷の好プレーに触れ「赤松さんの時も僕だったので、そういう意味では持っているのかな」と言って笑いを誘った。

 ≪天谷「チャンスがあればと意識」≫広島は赤松がフェンスを駆け上がって本塁打の打球をキャッチし、米国でも「スパイダーマン」と話題になったばかりだが、今度は天谷が超美技を見せた。八回にハーパーの右中間への打球をフェンスに上って好捕し、本塁打を奪い取った。
 予測した落下地点も正確で、最後はやや体をのけぞらせながら捕球した。天谷は「打った瞬間に本塁打という打球。赤松さんがやって、チャンスがあればと意識するようになっていた」としてやったりの表情だった。

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2010年8月22日のニュース