岩瀬がやられた…落合監督「しょうがない」

[ 2010年8月22日 18:03 ]

9回、飯原に決勝打を許した中日・岩瀬。後方は喜ぶヤクルトナイン

 【中日2-3ヤクルト】中日は守護神の乱調で勝利の方程式が崩れた。

 8回までは思惑通りだった。1点を追う6回、制球難のヤクルト先発バーネットから2四球を選んで1死一、二塁。中田賢のバントがバーネットの三塁悪送球を誘って追い付くと、代打・野本の内野安打で勝ち越した。3点目こそ奪えなかったが、リードしたことでブルペンでは八回浅尾、九回岩瀬の必勝リレーのスイッチが入った。

 先発の中田が7回を最少失点で切り抜け、浅尾が2三振を奪うなど8回を三者凡退に抑えて岩瀬にバトンを託した。

 だが、岩瀬が本調子から程遠かった。先頭の宮本に左前に運ばれ、送りバントと2四球で1死満塁。ここから連打を許して試合をひっくり返された。2敗目を喫した岩瀬は「打たれるならまだしも、四球からじゃね。得点圏に走者がいて、あんなに球が高かったら勝負にならない」と話した。落合監督は「たまたまきょうは打たれたというだけ。しょうがない」と淡々と口にしたが、痛い敗戦であることは間違いない。

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2010年8月22日のニュース