俊足・飯原が走塁ミス…ヤク借金完済また先延ばし

[ 2010年8月22日 06:00 ]

<中・ヤ>1回1死満塁、ヤクルト・相川の右前打で二塁走者・飯原はホームで小田と激突もタッチアウト

 【ヤクルト2―3中日】ヤクルトは初回の致命的な走塁ミスが最後まで響いた。2死満塁。相川は2ストライク1ボールから山本昌のシンカーを右方向へ打ち返し、ハーフライナーで下がり気味の右翼・藤井の前に落ちた。三塁走者が還り、二塁走者も生還するところだが、飯原は本塁憤死した。

 藤井は確かに好返球を見せた。しかし2死で、2ストライク。二塁走者の基本プレーとして打者がバットを振りにいった瞬間にスタートを切らねばならない。飯原は「スタートが遅かった?僕の中ではそういうのはなかったんですが」と振り返るが、飯田一塁コーチャーは「スタートが遅いし(三塁ベースの)回り方も悪い。よっぽど足が遅くない限りアウトにならない場面」と嘆いた。
 飯原は50メートル5秒9を誇る俊足。あの場面で還っていれば2点目が入り、なおも2死一、三塁だった。山本昌を一気に攻略できる絶好機を逃した形で、小川監督代行も「ああいうことやってるようでは得点はなかなか取れない」と敗因に挙げた。試合は1点差負け。連勝を3で止め、最大19あった借金の完済は2度目の足踏みとなった。

 ▼ヤクルト・城石三塁ベースコーチ 2アウト2ストライクであれだけ外野が下がっていたんだから止めるという選択肢はなかった。結果的にスタートが遅れたんでしょう。

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2010年8月22日のニュース