険しい表情の渡辺監督「あれがすべて」

[ 2010年8月22日 17:04 ]

8回、選手交代を告げ、厳しい表情の西武・渡辺監督

 【西武1―4日本ハム】立ち上がりから帆足のほおは紅潮し、大粒の汗がにじんだ。西武ベンチでは渡辺監督が険しい表情を浮かべる。「あれがすべて。もう少し慎重にいってほしかった」と指揮官が言及したのは、いきなりの4失点だった。

 一回1死から森本を歩かせ、そこから5連打で4点を失った。打球を次々と外野に運ばれた左腕は「野手もリズムをつくれないし、自分の責任」と敗因を背負い込んだ。今季3勝無敗と相性の良かった日本ハム相手に、かなりの痛手を負った。
 打線も振るわなかった。連敗中の焦りもあってか、早打ちに終始。四回に犠飛で1点を返すのがやっとで、「ちょっと淡泊な攻めになった」という渡辺監督の言葉は、いら立ち交じりだった。
 辛うじて首位には立っているものの、大事な時期に3連敗。終盤に失速した昨季の二の舞いだけは避けたい。

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2010年8月22日のニュース