プロは高評価も 島袋、中大進学?センバツ優勝右腕と勝負

[ 2010年8月22日 08:44 ]

記念撮影で肩を組む興南・島袋(右)と東海大相模・一二三の両校エース

 【興南13―1東海大相模】興南・島袋は今後の進路について「卒業後のことは、具体的にはまだ言えない」と話した。

 左腕は教員免許取得を目指して大学進学を希望している。沖縄出身で、08年センバツに沖縄尚学で優勝した亜大の2年生右腕・東浜との投げ合いにも魅力を感じているという。関係者の話を総合すると現時点では中大進学が有力だが、これだけの逸材。プロのスカウト陣も高評価しており、今後の動向が注目される。

 ≪斎藤は後継者に指名≫06年夏に早実で優勝した斎藤(早大)は興南の春夏連覇をテレビで見届けた。この日は北九州市でオール早慶戦に出場したが「(21日が)ちょうど優勝した日。思い出深い。甲子園は投手・斎藤佑樹を育ててくれた場所」と当時を懐かしんだ。自身はラストイヤーで来春には卒業するが島袋には「いい投手。ぜひ大学に来てほしい」として大学球界盛り上げ役の後継者に指名していた。
 ≪総合力は98年横浜より上≫春夏連覇は松坂(レッドソックス)を擁した98年の横浜以来だが、横浜・渡辺監督はテレビ解説者として決勝を観戦。興南について「大平原で獲物を逃さぬライオンのようで、これほど強いチームは見たことがない」と絶賛。「走り回れる環境で育ち、俊足や強肩の選手が自然と育ったのでは」と強さの秘密を分析した。当時の横浜と比べて「総合力は走攻守そろった興南が上。横浜は松坂がノーヒットノーランをやってくれれば勝てる」と話していた。

 

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2010年8月22日のニュース