「甘い球ほとんどない」松井秀それでも失投逃さず

[ 2010年7月23日 13:15 ]

レンジャーズ戦の5回、左中間二塁打を放つエンゼルス・松井秀

 【エンゼルス2―3レンジャーズ】松井秀は一時同点に追いつくきっかけとなる二塁打を放った。0―1の5回1死で、レンジャーズの左腕リーから左中間フェンスの下部に当たる会心の一打で悠々と二塁へ。前日まで2試合連続本塁打した勢いを持ち込んだ。

 低めのカーブを見送った後の外角高めの速球を逆らわずにたたき、「ちょっと高めに来たのでうまく打てた」。松井秀が過去の対戦でまだ本塁打したことがない好投手は、外角一辺倒で攻めてきた。松井秀は「ストライクでもほとんど甘い球がなく厳しい」と感じ、浮いた球を逃さなかった。次打者の右飛で果敢にタッチアップして三塁へ。後続の二塁打で同点のホームを踏んだ。

 だが、チームは左腕を攻略しきれなかった。地区首位との直接対決の初戦に敗れ、ゲーム差は6に。地区4連覇は厳しい状況になりつつある。松井秀は「確かに残念な負けだが、仕方がない。明日勝つしかない」と厳しい表情で話した。(共同)

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2010年7月23日のニュース