桐光学園 投打に森!V打&2失点完投

[ 2010年7月23日 06:00 ]

<桐光学園・日大藤沢>2失点完投勝利の桐光・森

 【神奈川・桐光学園4―2日大藤沢】桐光学園のエース森は球友に3年間の成長を見せつけた。今大会初先発で2失点完投。打っても4回に先制打を放って、チームを16強へと導いた。

 日大藤沢の4番に座るプロ注目の捕手・島仲は、中学時代に所属したボーイズリーグ「湘南クラブ」でバッテリーを組んでいた。中3の時にジャイアンツカップで準優勝も経験したが、高校進学で道を分かち合った。
 2回の第1打席。1ボールから内角高めの直球で、島仲をのけぞらせて一ゴロに仕留めた。「今までは内角を攻めきれない弱さがあった」。制球力を上げるため、冬の練習では打席に人形を立たせて徹底的に投げ込んだ。自信をつけた内角直球。その成果を最大のライバルにぶつけた。その後2本の安打は許したものの島仲に「3年間の成長を感じた。内角のコントロールが良かったし、ピンチで内角をつけるところにハートの成長を感じた」と言わしめた。
 試合後は球友に「いい投球だった。甲子園行けよ」と声をかけられた。「最後まで投げ抜いて甲子園に行きたい」と森。仲間からの勝利は、聖地への思いをさらに強くした。

 ◆森 大樹(もり・だいき)1992年(平4)6月14日、神奈川県茅ケ崎市出身の18歳。梅田中では湘南クラブに所属し、3年夏にエースとしてジャイアンツカップで準優勝。日本代表にも選ばれてAAアジアチャレンジマッチに参加。桐光学園1年夏から先発起用され、2年夏の神奈川大会は16回連続無失点を含めて18回を2失点。1メートル82、73キロ。右投げ左打ち。

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2010年7月23日のニュース