高橋 敗戦も復調へ手応え「すごく楽しかった」

[ 2010年7月23日 16:27 ]

ドジャース戦の1回、ケンプに先制二塁打を打たれたメッツ・高橋

 【メッツ0―2ドジャース】息詰まる投げ合いだった。メッツの高橋は7回3安打2失点。打線の援護がなく敗戦投手になったが、「自分の仕事はできた。(黒田との対戦は)すごく楽しかった」。全力を尽くし、すがすがしい笑みを浮かべた。

 1回に四球の後の長打で先制点を許したが、2回以降は見違えるように調子を上げた。変化球には切れがあり、外角をうまくつかって打ち損じを誘った。テンポよくアウトを積み重ね、連打もなかった。

 無失点で粘る黒田に必死に食い下がった高橋にとって、悔やまれるのが、7回にケンプに許した左中間への一発だ。「向こうも実績があるから」と相手の実力を認めたが、やや甘く入ったシンカーが追加点につながり、この回限りでマウンドを降りた。

 勝ち星は手にできなかったが、3回途中6失点の前回からフォームを修正し、テンポのよさも戻った。高橋は「次につながると思う」。復調の手応えをつかみ、話しぶりも力強かった。(共同)

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2010年7月23日のニュース