ジャンプ一発!イチロー“ホームラン”もぎ取った

[ 2010年7月23日 12:17 ]

レッドソックス戦の1回、オルティスの本塁打性の大飛球を好捕するマリナーズのイチロー(左から右へ)

 マリナーズのイチロー外野手が22日、シアトルでのレッドソックス戦に「1番・右翼」で出場。5打数1安打1四球で、内容は左飛、投直、見逃し三振、左飛、敬遠四球、三塁内野安打だった。打率は3割1分2厘。マリナーズは9回に5点差を追いついて延長戦に持ち込んだが、13回に2点を勝ち越されて6―8で敗れた。

 1回、本塁打になりそうな大飛球を好捕したイチローは「意図的に何かをやるような余裕はなかった」と振り返った。オルティスの打球は滞空時間が短かった。そのため一歩目、ボールを追う角度、ジャンプのタイミングなど、すべての動きが完ぺきでもギリギリのプレーになった。

 フェンス際、跳び上がって頭の後ろで左手を伸ばした。捕球とほぼ同時にフェンスに激突し、倒れ込んだイチローは「(体の動きなどを)計算する余裕はない」。だが、普段からボールを見ないで捕球する練習を習慣づけていることが本番で生きた。

 ホームランを“損した”形のオルティスは「それがイチローだ。今度は観客席の上の方に打たないと駄目だな」と話した。(共同)

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2010年7月23日のニュース