2番・小笠原…セ界「史上最強」打線だ!

[ 2010年7月23日 06:00 ]

オールスター戦出場のため、福岡へ出発する巨人・小笠原

 「マツダオールスターゲーム2010」第1戦は23日、ヤフードームで行われる。全セの指揮を執る巨人・原辰徳監督(52)は、交流戦で負け越したパ・リーグに真剣勝負で勝ちにいくことを宣言。巨人・小笠原道大内野手(36)を2番に置く超攻撃的オーダーで臨む。オールスター運営委員会は全パがソフトバンク・和田、全セが広島・前田健と第1戦の先発投手を発表。なお、第1戦、第2戦(新潟)ともテレビ朝日系で放送される。

【球宴出場選手


 お祭りムードはない。全セの指揮を執る原監督は本気で白星を狙う。「スタメンの平均打率などを見ると(球宴)史上最強ではないかと思ってる」。3年連続で監督として出場する球宴に向け、その目をギラつかせた。
 打率トップ10入りの選手が6人で、右、左もバランスよく配置された先発野手の平均打率は・324。目玉は2番・小笠原だ。日本ハム時代の99~05年には2番で296試合に先発出場して「バントをしない強打の2番打者」として名を売った。フルスイングが持ち味だが、状況に応じた打撃もできるだけに原監督は「小笠原の2番?発想力というか、決断力というもの」と大きな期待を込めての決断を強調した。
 この日、小笠原は球宴出場組のチームメートとともに空路福岡入り。前半戦は6月に背中を痛めるなどして7試合を欠場したが、打率・324、19本塁打、59打点でチームの首位ターンに貢献した。昨季の球宴では札幌ドームの第1戦で3安打。日本ハム時代の05年6月以来、5年ぶりの2番での出場について「経験はあるからね。自分の持っているものをファンの方に見てもらえればいい。楽しみたい」と自信をにじませた。
 今季の交流戦でセ・リーグは59勝81敗4分けと大きく負け越し。それだけに原監督は「交流戦ではパ・リーグにかなりやられた。その悔しさは全員が持っていると思う。勝利に対する執念を持ってやりたい」と夢舞台でのリベンジを誓った。どんな試合でも、勝負事である限りは勝ちを目指す。原監督の強い信念を胸に、セ界の最強軍団が強敵に立ち向かう。

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2010年7月23日のニュース