プロ注目 習志野・山下2戦連発も笑顔なし

[ 2010年7月23日 06:00 ]

<習志野・市柏>4回1死三塁から習志野・山下が中越え本塁打を放つ

 【千葉・習志野10―3市柏】ベスト4進出にも笑顔はない。習志野のプロ注目の超高校級捕手・山下は9四球の自軍3投手に怒りを隠せず「全員駄目。情けなかった」と言った。

 初回、2年生右腕・泉沢が逃げるような投球で四球を出して1死一、二塁の場面で今度はサインミス。山下は後逸したが、怒りから一瞬動けずに進塁を許した。いら立ちは募り、2回の自らの打席では敬遠気味の四球でバットを放り投げた。
 闘争心の激しさからくるものだが「精神的に瞬発力のある子だけど、切り替えもできる」と小林監督。言葉通りに4回、2戦連発の2ランをバックスクリーンへ。その裏には二塁走者をけん制で刺して、強肩も披露した。13打数9安打、10打点、2本塁打。準決勝に駒を進めた山下は「去年次で負けてるので勝ちたい」と気合を入れ直した。

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2010年7月23日のニュース