阿部が和田&ダル打ち!球児はオール速球で3連続三振

[ 2010年7月23日 18:30 ]

4回全セ無死一、二塁、阿部が右翼線に適時二塁打を放つ。投手ダルビッシュ、捕手嶋

 マツダオールスターゲーム第1戦は23日、ヤフードームで行われ、全セが14安打を放ち、4―1で快勝。対戦成績を70勝75敗8引き分けとした。MVPは先制打を含む2本の適時打を放った阿部(巨人)が獲得。全セの先発で2回を完ぺきに抑えた前田(広島)がベストピッチャー賞、4安打を放った森野(中日)がベストバッター賞、全パで唯一の得点となる代打本塁打を放った山崎(楽天)がベストプレー賞を受賞した。

 先発は全パ・リーグがリーグトップタイの12勝を挙げている和田(ソフトバンク)、全セ・リーグは11勝でリーグトップに並ぶ前田健。全セの指揮を執る巨人・原監督は交流戦で負け越したパ相手に真剣勝負で勝ちに行くことを宣言。小笠原(巨人)を2番に置く超攻撃的布陣を敷いた。
 和田は初回、小笠原に右前打を許したものの、マートン、ラミレスを打ち取り無失点。対する前田健は1、2回を3者凡退に抑えた。
 全セは2回1死から和田(中日)が右越えへ三塁打を放ち、続く阿部の中前適時打で1点を先制した。
 全パは3回からダルビッシュ(日本ハム)が登板。貫禄の投球で3者凡退に抑えたが、4回無死一、二塁から阿部に右翼線へ適時二塁打を浴びた。
 全セは5回に森野(中日)の左前タイムリーで1点を追加。さらに7回にも東出の中前適時打で1点を加え、4―0とリードを広げた。
 全パは8回、代打・山崎(楽天)が岩瀬(中日)から左越えソロを放ち、1点を返した。
 全セは9回、藤川球(阪神)がマウンドへ、オール直球勝負で里崎(ロッテ)、片岡、中島(ともに西武)を3連続三振に仕留めた。

 ▼全セ・原監督 1試合に集中して、セ・リーグのいいものが出た。終始、セのペースだった。前田健太も良かったし、先制点もパッと取れた。ことしのセの打線はバリエーションがあって素晴らしい。あしたもしっかり主導権を握りたい。

 ▼全パ・梨田監督 (四回の)井口のヒットまで一回り以上も走者が出なかった。点が入らなくても、もう少し塁上にためてくれるかと思ったが…。(山崎)武はすごいね。4失点目が効きすぎた。あしたは何としてでも一つ勝たないと。

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2010年7月23日のニュース