かつての僚友たちも言葉失い…野村監督「回復して」

[ 2010年4月3日 06:00 ]

試合前、巨人・木村拓コーチ(右)と言葉を交わしていた広島・野村監督

 【G木村拓コーチ重体】突然の出来事にかつての僚友たちも顔色を失った。広島・野村監督は巨人・木村拓コーチに施される処置を見守った。

 「ビックリした。元気のいい彼だから早く回復してほしい。ただ敵味方関係なく、試合前にああいうことがあると怖い。野球が大好きで、野球を一生懸命にやる選手、コーチ。疲れも少しあったのかもしれない」。長くともに戦っただけに、ただひたすら心配だけが募った。
 同コーチが倒れた本塁付近は両軍選手、関係者が入り交じった。自宅が近く、親交が深い浅井打撃コーチはベンチから飛び出して、間近で処置を見守った。「オレもよく分からないが、意識はなかった…。今、病院に行っても、会えるような状況じゃないから…」と消え入りそうな声。試合後、帰途につく選手たちも報道陣に容体を逆質問する光景が目立った。
 松田オーナーは「手伝えることがあれば何でもする。広島出身の選手だし、できる限りのことはする」と話して、回復に向けて球団を挙げて全面的にサポートしていく考えを示した。

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2010年4月3日のニュース