中軸が相乗効果の7打点!ロッテ、3年ぶり単独首位

[ 2010年4月3日 19:19 ]

 【ロッテ10―4オリックス】左翼席に陣取るロッテ応援団のお祭り騒ぎがいつまでも続いた。四回に打者13人を送り、7点を挙げて一気呵成に逆転。2007年7月5日以来、3年ぶりの単独首位に立った。中でも、井口、金泰均、大松の中軸トリオが計7打点で存在感を見せた。

 四回は俊足の荻野貴が足でかき回して1死二塁。浮足立つ金子の心理を見透かしたように、上り調子の金泰均と大松が甘く入った初球を狙う。左翼線への適時二塁打と、逆転2ラン。上位に再び回ると井口の2点打で相手の戦意を完全に喪失させた。
 「つなぐ気持ち。みんなでいい攻撃ができた」と大松は言う。これまでと違うのは、起点となってきた西岡が無安打ということ。「誰かが駄目な時はほかがカバーする。全員でやっているのが伝わってきた」と西村監督は何度もうなずいた。
 2試合連続本塁打など4安打の金泰均は「短い安打でも良いとの意識になったのが良かった」と分析。井口と大松と合わせた3人で重圧を分散させ、相乗効果で計9安打。ロッテがすきのない攻撃で開幕4カード連続の勝ち越しを決めた。

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2010年4月3日のニュース