おっとっと…ゴジラは急に止まれない!

[ 2010年4月3日 17:05 ]

 【エンゼルス4―3ドジャース】ひざに不安を抱える松井秀に目を光らせてきたソーシア監督が「この春、一番の走り」と評価した走塁があった。中前打した4回、次打者の右中間二塁打で一塁から三塁に進んだ場面だ。

 打球は得点できてもおかしくないコースだったが、三塁コーチのストップの指示に「一気に止まれない感じがした」。ひざに負担の大きい急停止を避け、小さく3、4歩ステップを踏んで止まった。松井秀は「大丈夫な範囲で走ったつもり」と振り返った。
 左翼守備はオープン戦4度目。左翼へのファウルフライを追った足取りはやや重く、左中間への打球処理を中堅手に任せる場面もあった。ソーシア監督の目には「ぎこちなさが無くなれば外野手の選択肢として使える」と映った。
 それでも「大丈夫な範囲」は確実に広がっている。ユニホームの白いズボンが汚れていた。指名打者暮らしに耐えた昨季とは違う。打って、守って、走って。3日後の開幕に向け「気温が低い中で、これだけ動けて良かった」とまた一つ充実感を得た。(共同)

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2010年4月3日のニュース