中日サヨナラで3連勝!全得点がベンちゃん絡み

[ 2010年4月3日 16:27 ]

9回、サヨナラ犠飛を放ち、ナインから祝福される中日・和田(右から2人目)

 【中日3―2阪神】サヨナラ勝ちした中日の主役は和田だった。決勝の犠飛を含め、3打数2安打で全得点に絡む活躍。「絶好調かは分からない。でもいい結果が出ている」。熱気を帯びた観客の声援を受けながら、37歳のベテランは落ち着き払った口調だった。

 先頭打者の二回は左翼線へ二塁打を放って出塁し、小山の犠飛で先制のホームを踏んだ。1―2の七回は無死一、二塁から三遊間を抜く同点適時打。乗りに乗った状態で九回の打席を迎えた。
 失策と森野の中前打で無死一、三塁。ここで阪神はブランコを歩かせ、和田との勝負を選択した。「みんなでつないで、たまたま僕に巡ってきた。大事な打席と分かっていた」。2球目を中堅に運んでサヨナラの走者を迎え入れた。
 開幕から6試合連続安打をマークし、ここまで3本塁打。だが、後ろを打っていた勝負強い井端が2日のヤクルト戦から1番に回り、前の試合では2打席で敬遠されて無安打だった。落合監督も心配していたが、それを打ち消す働きぶり。指揮官は「(塁が)詰まっちゃえば、勝負せざるを得ない。和田で決めないとだめだと思った」と胸をなで下ろした。

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2010年4月3日のニュース