ヤンキース斬り!田沢150キロ“9発”

[ 2009年3月15日 06:00 ]

<レッドソックス・ヤンキース>7回1死一塁、ヤンキースの打者に立ち向かう田沢純一

 レッドソックスの田沢純一投手(22)が13日(日本時間14日)、フォートマイヤーズ(米フロリダ州)でのヤンキース戦に登板し2回を1安打無失点に抑えた。決め球スライダーで2者連続見逃し三振を奪う場面も。伝統の一戦といわれる黄金カード初登板を新人右腕は、堂々と果たした。

 【レッドソックス8―4ヤンキース】力でねじ伏せた。車で約2時間半もかかる長距離遠征のため、ヤ軍スタメンは一軍半。そのメンバーも全員が交代した7回。田沢がマイナー選手相手に格の違いをみせつけた。先頭こそ四球を与えたが、続く2打者はともに首を振って選んだスライダーで連続見逃し三振。8回に内野安打1本許しただけで危なげなく2イニングを無失点に抑えた。
 「ヤンキース相手ということで力は入ったと思います。自分はびびりやすいタイプなので気持ちで負けたくなかった」。直球は最速の150キロを9度も計測した。フランコナ監督は「本当によくやっている。低めにいくから、ゴロが多くなる」と三振を除く4アウト中3つをゴロで仕留めた制球力を絶賛した。
 次回登板は15日のブルペン投球を見て首脳陣が決定する。8日の昨季リーグ覇者・レイズ戦での2回4奪三振1失点に続き、宿敵相手にも無失点。同地区のライバルに惜しみなく存在感を示した。

続きを表示

2009年3月15日のニュース