まるで別人 阪神0勝左腕完璧な35球

[ 2009年3月15日 13:47 ]

巨人戦に先発した阪神・能見

 【阪神1―2巨人】阪神の能見が15日の巨人とのオープン戦に初めて登板し、3回を1安打4三振無失点に抑えた。ストレートが内角の厳しいコースに決まり、小気味良い投球で巨人の各打者も手が出ず、出しても振り遅れるほど。中でも2回の2死三塁の場面で谷を見逃し三振に仕留めた147キロの直球は圧巻だった。

 「甘いボールもあったが落ち着いて投げられた。でももっと追い求めるものがあるのでこれからです」と、この日の好投にもまだまだ納得していない様子の能見。昨年はプロ4年目で初の0勝に終わったが、今年は下柳、岩田とともに左の先発陣として活躍してくれそうな期待を抱かせる35球だった。
 真弓監督は「球も切れていたので、言うことがなかった」と高い評価を与え、先発枠入りの可能性についても「きょうの投球やったらね」と否定しなかった。

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2009年3月15日のニュース