奪三振王ルイスに女房絶賛「分かっていても打たれない」

[ 2009年3月15日 14:55 ]

ヤクルト戦に先発し4回を無安打無四球に抑えた広島・ルイス

 【広島2-2ヤクルト】広島のルイスがヤクルトとのオープン戦(尾道)で3試合目の登板を果たし、4回を無安打7奪三振の完璧な投球を見せた。

 力のあるストレートで早めに追い込み、1回から3回まで2つずつの三振を奪い、08年のセ奪三振王は今年も健在。昨年は5勝負けなしとヤクルトを得意としたが、今年も相性の良さは変わらない様子でブラウン監督を喜ばせた。
 「いい投球ができた」と涼しい顔で振り返ったが、迫力満点だった。最速は149キロ。立ち上がりから直球で押し、面白いように三振を奪った。3回一死からは2者連続3球三振に仕留めた。女房役の倉が「分かっていても打てないくらい切れている」と絶賛した圧巻の48球だった。
 ルイスはオープン戦の3試合9イニングを投げ被安打はわずか1。無失点11奪三振と文句のつけようのない内容。開幕へ向けてあえて課題を挙げれば、簡単に打者を打ち取ってしまうために球数を投げられないこと。この日も4回を投げ終えると、前回の登板時と同様にブルペンへ向かった。それでも「こういう投球ができれば、シーズンに入っても試合の後半まで投げられる」とルイス。15勝した昨季と同等の活躍ができると、自分自身が一番信じている。

続きを表示

2009年3月15日のニュース