2敗目結構!李恵践“オブラート投球”貫く

[ 2009年3月15日 06:00 ]

<広・ヤ>広島打線相手に5回4安打1失点の李恵践

 【ヤクルト0―1広島】手の内は見せない。李恵践がオープン戦2敗目にも満足げな表情を浮かべた。「自分が投げようとするところにいった。変化球は(全部)見せないよ。開幕までね」。新外国人左腕はあえてフォーク、チェンジアップを封印。自己最速にあと4キロに迫る147キロの直球、そして変化球はシンカー、スライダーだけで5回4安打1失点にまとめた。

 高田監督から“巨人キラー”に指名されているだけに、左打者にも1安打も許さず「左打者のストライクゾーンは大きく見える」と笑った。
 06年WBC韓国代表左腕には母国ナインの活躍も刺激となっている。WBC出場中の先輩・林昌勇には国際電話でエールを送り、東京ラウンドの日韓戦はテレビで応援。「韓国代表はほとんどが自分より年下。頑張ってほしい」。後輩の奮闘ぶりを新天地に挑む力に変えた。

 ≪福地ホントに最後の“ふるさとヒット”≫94~05年に広島に在籍したヤクルトの福地が、広島市民球場ラストマッチで3回に惜別の安打を放った。昨年9月28日の広島戦が同球場最後の公式戦で「あれが最後だと思っていたので(オープン戦開催に)拍子抜けしましたが、やっぱ寂しいですね。僕の野球の基礎をつくってくれた球場なので」と話した。

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2009年3月15日のニュース