G・Gいきなり!“塩まいて”筋肉決勝打

[ 2009年3月15日 06:00 ]

<神・西>3回、西武無死二・三塁、G・G・佐藤が左前に勝ち越し2点タイムリー

 【西武7―3阪神】左くるぶし骨膜炎のため2軍調整していたG・G・佐藤が昨年9月以来となる1軍戦でスタメン出場。3回に決勝の2点適時打を放ち、復活を印象づけた。同点の3回無死二、三塁で法大の1年先輩、阪神・安藤の初球の内角高め141キロを詰まりながら左翼線に落とした。

 昨年9月5日、同じスカイマークスタジアムのオリックス戦で、北京五輪の時から痛めていた左くるぶしが限界。翌6日に1軍選手登録を抹消され、チームの日本一にも貢献できなかった。「昨年ここで抹消された。それを監督が覚えてくれていて試合前に“塩をまけ”といってくれた。それがうれしかった」と話すG・G・佐藤に渡辺監督も「4番候補はいっぱいいるけど、その中の1人」と期待を寄せる。
 「止まっていた時間が動きだした」。マッチョはそういい残して帰りのバスに乗り込んだ。

 ≪ワズディン11イニング連続無失点≫7年ぶりに日本球界に復帰した西武のワズディンが2番手で登板して4回を無失点。これで2月28日のWBC日本代表の強化試合から11イニング連続無失点の安定感を見せている。この日は初の四球を与えるなど走者を背負ったが、低めに球を集めて危機を脱した。ワズディンは「日本の打者は当てるのがうまい。だから成功するには低めへの制球が大事なんだ」と笑顔で語った。

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2009年3月15日のニュース