川上、3度目はやられた「やっぱりオーラある」

[ 2009年3月15日 08:23 ]

カージナルス戦の1回、プホルス(手前)と対戦し、三邪飛に打ち取るブレーブス・川上

川上、5回途中で…初黒星喫する

「セットが駄目」川上に課題と手応え

指揮官は粘り強さ評価「いい投球だった」

 【ブレーブス1―2オリオールズ】一流打者の気迫を感じ取り、闘争心をかき立てられた。ブレーブスの川上は、8年連続で打率3割、30本塁打、100打点以上をマークしているプホルスと3度対戦、5回に適時打を浴び「やっぱりオーラはありますね」と刺激を受けた様子だった。
 メジャーを代表する強打者を相手に、第1打席は外角速球で押し込み三邪飛、2打席目はカーブでタイミングを崩して一邪飛に打ち取った。だが、5回は1死一、二塁でカウント1―0からのスライダーを左前に運ばれた。内角球を一度も投げなかったため「攻め方はまだ工夫できる。外角だけで抑えられるバッターじゃないし、ワンストライク後はボールにしてもいい。課題はまだまだある」と配球面での反省を口にした。
 それでも、公式戦並みのメンバーだったカージナルス打線に7安打されながら長打を許さず、5回2死で降板するまで2失点にまとめた。「アメリカ野球は、投手もパワーで押すイメージがあったが、低めに、という意識は日本より持つようにしている」
 初黒星を喫したものの丁寧な投球。セットポジションで腕が振り切れない感覚を持つなど、まだ調整段階ながらしっかりと試合をつくった。(共同)

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2009年3月15日のニュース