カストロと交渉?ノムさん欲しいキューバ左腕

[ 2009年3月15日 06:00 ]

楽天・野村克也監督もキューバの怪腕には注目しているらしい

 楽天の野村監督がWBC日本代表の打倒キューバへ“奇策”を薦めた。日本がカブス戦で見せた偽装スクイズについて「ヤクルトの時、オレが考えた。弱者の戦術だけどな」とした上で「捕手が戸惑うんや。アメリカやキューバじゃやらんだろうしな。あれは使えると思う」と話した。さらに「ランナー三塁でのエンドランとか。外野フライも無理そうな打者でも、どうしても点が欲しい時には」とかく乱戦術の必要性を説いた。

 社会人・シダックスのGM兼監督時代は、キューバの前代表監督で現在はチームアドバイザーのパチェコ氏らが選手で在籍。キューバ野球を知るだけに説得力はある。最後は164キロ超左腕のチャプマンについて「獲れないかな。カストロ(キューバ前議長)に頼めばいいのか?」と興味津々だった。

 ≪キューバささやく“コンニチハ~”≫04年アテネ五輪でキューバと対戦経験がある楽天の中村紀は「ペスタノってのはいいキャッチャーだった。しかも、打席に入ると“コンニチハ~”って片言の日本語で話し掛けてくるんだよ。思わず“おっ、おう”って答えたもん」。野村監督の得意とする「ささやき戦術」も駆使する難敵に注意を喚起した。

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2009年3月15日のニュース