ベネズエラ 2発でオランダを粉砕

[ 2009年3月15日 02:01 ]

ロペスの本塁打に喜ぶベネズエラの選手たち

 野球の第2回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)の2次ラウンドは14日(同15日)に開始、2組の1回戦ではベネズエラとオランダが対戦した。オランダはポンソン、ベネズエラはシルバが先発。

 今大会の台風の目となったオランダは1回表、3人であっさりと攻撃終了した。

 その裏、ベネズエラは、1番チャベスが右中間を破る三塁打でチャンスを作ると、2番モーラの遊ゴロで走者生還。1点を先制した。

 2回表、オランダは無死から、敵失で4番デカスターが出塁。続く5番エンゲルハルトが左中間を破る二塁打。一塁走者は一気に本塁を狙うが憤死。だが、6番ルーイが中前打を放ち、すぐさま同点とした。

 3回は両チーム無得点。

 ベネズエラは4回裏、4番カブレラが今大会第2号となるソロ本塁打を、左翼スタンドへ突き刺した。

 5回からは投手戦となり、息詰まる展開が続く。

 7回裏、ベネズエラはここまでヒット2本。「もっとスカっと打ってくれ」といわんばかりに、スタンドのファンが、容赦ないブーイングをナインに浴びせる。

 8回表、オランダは、1死一・二塁の絶好機を迎え、ドミニカ共和国連破に続く、3度目の金星を予感させた。しかし、2死となったあと、ベネズエラが「K・ロッド」ことF・ロドリゲスを投入。絶対的守護神の前に、オランダは得点を奪うことができなかった。

 逆にその裏、ピンチを切り抜けたベネズエラは、7番ロペスが左翼スタンドへソロ本塁打。貴重な追加点を挙げた。

 最終回、オランダは走者こそ出したが、「K・ロッド」攻略には至らなかった。

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2009年3月15日のニュース