佐渡島初の快挙!あと2勝で歴史が変わる!

[ 2008年7月21日 08:24 ]

勝利の瞬間、佐渡の中河投手(右)と捕手の斎藤主将が抱き合って喜ぶ

 【佐渡7-6帝京長岡】新潟大会準々決勝で佐渡が快挙を遂げた。帝京長岡を7―6で下して初のベスト4入りしたばかりか、所在地が佐渡島にある高校としては初の4強入りを決めた。

 「一戦ごとに雪だるま式に力がついてきた」。そう話した深井浩司監督(46)は、中河から手渡されたウイニングボールをずっと左手で握りしめていた。1、2回に4点を失いながら、7―6の逆転1点差勝ち。昨夏の2回戦で中越に0―1の1点差に泣いたチームは1点差に笑った。
 大会の総合開会式(11日)に佐渡ナインは日帰りで参加。14日の初戦(2回戦、対柏崎常盤)を終えると佐渡に1度戻った。3度目の“船旅”で佐渡を離れた16日からは、ずっと宿舎暮らしだ。18日までは上越市内で。19日に新潟市に移動して宿泊を続ける。「県内で一番厳しいかもしれない。しかし、気持ちは強くなる」(深井監督)。たくましさは、逆転という形でゲームに出た。
 昨年から深井監督とナインが確認し合っているテーマが2つある。“佐渡の歴史を変える”は初のベスト4入りで実現した。そして結実途中のテーマが“佐渡で甲子園を目指す”だ。「勝てば島民の方たちが元気になる。優勝旗を佐渡に持って帰ります」とエース中河は力強く話した。

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2008年7月21日のニュース