応援父母が盗撮男“御用”直後に反撃開始で8強進出

[ 2008年7月21日 08:39 ]

<市立沼津・磐田南>磐田南を下し、2年連続の8強入りを決めた市立沼津ナイン

 【市沼津3-2磐田南】静岡大会4回戦で第5シード・磐田南と対戦した市立沼津は、同点の9回に芹澤勝遊撃手(2年)の右犠飛で決勝点を奪い、3―2で逆転勝ち。2年連続8強進出を決めた。

 スタンドに陣取った市沼津の父母も“好プレー”を見せた。熱戦の最中、男が市立沼津のブラスバンド女子部員を盗撮。父母会が連携して警察に引き渡し、真剣勝負に水を差す行為を最小限の被害で食い止めた。5回終了後のグラウンド整備中の異変はナインに伝わらなかったが、直後の6回から反撃しての逆転勝ち。水口清治監督(49)は「まずは、去年と同じところ(8強)まで来られたのでよかった」と胸をなで下ろした。
 勢いに乗って迎える準々決勝は、甲子園でおなじみの浜松商と激突。「3年生の先輩たちと最高の夏にしたい」と決勝打の芹澤。17年ぶりの甲子園へ突き進むだけだ。

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2008年7月21日のニュース