イチロ-無安打 3千本へあと7変わらず

[ 2008年7月21日 09:35 ]

インディアンス戦の8回、左直に倒れてこの試合無安打、険しい表情で引き揚げるイチロー

 米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手は20日、シアトルで行われたインディアンス戦に「1番・右翼」で出場し、4打数無安打だった。内容は中飛、二ゴロ、一ゴロ、左直で打率は3割4厘。日米通算3000本安打まで、あと7本のまま。城島健司捕手は「7番・捕手」で出場し、4打数無安打。内容は二ゴロ併殺打、遊直、二ゴロ併殺打、空振り三振。打率は2割1分。チームは2―6で敗れた。

 日米3000安打が目前のマリナーズのイチローは4打数無安打。大台まであと7本のまま足踏みとなった。オールスター戦で先発を務めた左腕リーとの4打席では、いい当たりの打球が2度。1打席目は中堅右への大きな飛球となり、4打席目はライナーが左翼手の正面に飛ぶ不運だった。イチローは会見を行わなかった。
 チームは21日からレッドソックスと3連戦を行い、24日にはトロント、アーリントンと続く遠征に出発する。本拠地ファンの前で祝福の拍手を浴びるためにはあと3試合で7安打が必要だ。

 ≪城島 2併殺打に渋面≫城島は好投手リーに無安打2併殺打といいところがなかった。「リーうんぬんじゃなかった。典型的な後追いだった」と顔をしかめながら振り返った。1、2打席目はチェンジアップに引っかかるかたちで凡打。3打席目は初球の甘い球を見逃した末に再びチェンジアップで二ゴロ併殺打という悪循環だ。「最後は三振だったけど、僕はやっぱり振っていかないと駄目ですね」。捕手で先発したのは後半戦では初めて。城島は言い訳しないが、依然として起用が定まらないことが、打席での駆け引きに影響している可能性もある。(共同)

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2008年7月21日のニュース