上原 復調の兆し、直球に力あり

[ 2008年7月21日 06:00 ]

<横浜・巨人>1500イニング投球を達成した巨人・上原は花束で祝福される

 【巨人1―4横浜】敗戦の中にも光明はあった。巨人・上原が今季初めて負けている場面で登板。7回からの2イニングを1安打3奪三振無失点に抑えた。「いい感じか分からへんよ。自分でもいいのか悪いのか分からないからね」

 140キロ台中盤の直球で2つの三振を奪ったことが収穫だった。試合前には約100メートルの遠投で全身を使うフォームを確認。投球練習は原監督が打者役を務める中、回転のいい球を投げていた。「尾花さん(投手総合コーチ)とかに見てもらってやっているからね」と、左足を上げてから投げにいくまでの“間”が取れてきた。
 8回終了後には通算1500投球回を達成し、花束を受け取った。原監督は「メリハリもあった。何かのきっかけにしてほしい」と評した。まだ完全な状態ではないが、復調への兆しが見えた25球だった。

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2008年7月21日のニュース