真央 自己ベストでGP連勝 ファイナル進出決めた

[ 2013年11月9日 21:00 ]

花束を手に笑顔を見せる浅田

 フィギュアスケートのグランプリ(GP)シリーズ第4戦、NHK杯は9日、東京・国立代々木競技場で女子フリーが行われ浅田真央(中京大)が最終滑走でトップの136・33点をマーク、自己最高の合計207・59点で優勝、スケートアメリカに続くGP連勝でファイナル(12月、福岡)進出を決めた。浅田はNHK杯2年連続4度目の優勝。鈴木明子(邦和スポーツランド)が合計179・32点で3位、GP初出場の宮原知子(大阪・関大高)が自己ベストとなる合計170・21点の5位となった。

 浅田は冒頭の3回転半は惜しくも両足着氷となったが、連続ジャンプを前後半ともに決め、途中わずかにミスしたものの安定した演技を見せ、客席を魅了。136・33点は10月に行われたフリーのみの大会、ジャパン・オープンでの135・16点を超え、合計でも10年バンクーバー五輪での205・50点を超える自己ベストとなった。

 鈴木は転倒や3回転が1回転になるなどフリーは伸ばせなかったが、表彰台を確保した。

 宮原は最初の連続3回転が決まらなかったものの、その後はスムーズな滑りを見せ、後半の連続ジャンプでも確実に決めてフリー、合計とも自己ベストの演技を見せた。

◇女子最終順位◇
(1)浅田真央(日本)合計207・59(SP71・26、FS136・33)
(2)エレーナ・ラジオノワ(ロシア)合計191・81(SP62・83、FS128・98)
(3)鈴木明子(日本)合計179・32(SP66・03、FS113・29)
(4)グレイシー・ゴールド(米国)合計177・81(SP62・83、FS114・98)
(5)宮原知子(日本)合計170・21(SP58・39、FS111・82)
(6)バレンティナ・マルケイ(イタリア)合計168・95(SP61・90、FS107・05)
(7)アリョーナ・レオノワ(ロシア)合計161・94(SP55・86、FS106・08)
(8)長洲未来(米国)合計141・71(SP51・01、FS90・70)
(9)エレーネ・ゲデバニシビリ(グルジア)合計129・24(SP45・14、FS84・10)

 ▼宮原知子の話 小さなミスはあったが、最後まで楽しく滑れて良かった。最初は硬かったが、最後は思い切りいけた。いい経験をしたと思う。

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