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アマダイ 9ミリ差大逆転!!大物対決51センチ 吉田さんV

[ 2016年11月2日 05:30 ]

 【スポニチ平塚沖大会】バリバスカップ2016「スポニチ平塚沖アマダイ釣り大会」が30日、神奈川県平塚・庄三郎丸で開催された。8隻に分乗した参加者は165人。杉並区の吉田美彦さん(47=会社員)が51センチを釣って、国内最大規模のアマダイ釣り大会で頂点に立った。 (笠原 然朗)

 前日までとは打って変わって本格的な冬の到来を思わせる極寒の海が“デカアマ”1匹を狙う熱い戦いの舞台だ。

 食い渋りの中、18号船の左舷ミヨシに陣取った平塚市の駒井稔さん(62=会社員)。抽選で引き当てたのは「好きな席」。午前10時、竿でゆっくり1メートル誘い上げて、下ろした時に当たり。上がってきたのは50・1センチ。5年前に釣った自己記録の52センチには劣るものの、超大型だ。

 これで優勝か?と思われたが、午後0時10分、竿を曲げたのが優勝した吉田さんだった。

 ルアーマンで、100メートル超の水深も手巻きのリールで奮闘。「つらくて途中で周りで釣っている電動(リール)の人がうらやましくなりました」。 やりとりしながら取り込んだのは51センチ。駒井さんにわずか9ミリ差。

 「一つテンヤ釣りのイメージで釣りましたがラッキーでしたね。手巻きだからバラさなかったのかな?大型は狙って釣れるものじゃないし」と話していた。  

 ◎22号船
 豊島区・石井絵津子さん(27=会社員)
 1週間前に28キロと25キロのキハダを釣り上げた猛烈さん。「終盤に釣れた35センチにホッ。船別2位になりました」。

 ◎18号船
 青梅市・船木あけみさん(51=介護士)、同・野田めぐみさん(48=同)
 姉妹アングラー。この日は1匹ずつ。仕事も釣りも一緒の仲良し。「初のアマダイです」(めぐみさん)、「私3回目」(あけみさん)。

 ◎7号船
 所沢市・大野潔さん(60=会社員)
 釣り歴40年。5キロミズダコを釣って特別賞。「ズシッとしたきり生物反応なしで上がってきました」。

 ◇大会成績(アマダイ1匹の全長、単位センチ、同長の場合はジャンケンで上位を決定)
 ▼総合賞 (1)吉田美彦(杉並区)51・0=17号船(2)駒井稔(平塚市)50・1=18号船(3)吉江重美(川口市)46・0=10号船(4)小林隼人(中央区)45・0=8号船(5)葛西英一(西東京市)45・0=23号船(6)吉田浩(横浜市)38・2=7号船(7)秋本幸伸(鎌倉市)38・0=22号船(8)津島未央(東大和市)35・0=12号船

 ▼船別賞 ◎7号船(1)柳川賢一(茅ケ崎市)36・2(2)松田憂(横浜市)35・0◎8号船(1)大石幸憲(板橋区)38・0(2)小屋松雅史(横浜市)34・0◎10号船(1)竹内信二(平塚市)43・5(2)酒井泰治(小田原市)41・0◎12号船(1)小林育雄(江戸川区)35・0(2)桝見道人(川崎市)34・2◎17号船(1)佐藤弘茂(秦野市)46・0(2)小林良和(横浜市)39・6◎18号船(1)浜田大輔(世田谷区)37・6(2)山本清治(小田原市)36・0◎22号船(1)奥山貴支(小田原市)35・0(2)石井絵津子(豊島区)35・0◎23号船(1)森下実(世田谷区)42・0(2)五十嵐一幸(横浜市)41・0

 ▼女性賞 篠原香菜子(平塚市)39・4=23号船 =敬称略=

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