×

鹿児島県・屋久島で50センチ台のイシガキダイ連発 離島の底物乗っ込みシーズンがやってくる!!

[ 2024年1月17日 05:30 ]

良型イシガキダイを連発でゲット                               
Photo By 提供写真

 北西風が吹きすさぶ冬磯は、離島の底物が本格的なシーズンを迎える。鹿児島県・屋久島は島の形状からどの方向の風にも強い。そこで12月下旬、石物を狙って同地へ出かけてみた。北西風の風裏となる原地区の地磯で、イシガキダイやクチジロの引きを楽しんだ。 (スポニチAPC・木村 俊一)

 今回の狙い場は麦生港近くのウチコシ磯。竿1本とリュック、餌、バッカンだけの軽装で釣り場へ出る。用意した餌は冷凍シラガウニと冷凍ガンガゼ、生きサザエの3種類。マキ餌はウニミンチを上物用のシャクでまく用意をした。

 ウチコシは地元の上物狙いの人たちもよく入るポイントだ。ウニミンチをまきながら釣りの準備をする。まず様子を見るために、シラガウニを刺してから、ハンマーで軽く叩いてウニの中身が少しずつ出るようにして、軽く投げてリールのカウンターが20のところから狙ってみる。

 仕掛けが着底してからすぐに竿先が動く。いい感じの反応だ。潮は斜め沖から、軽く突いてくる。道糸が押されるので判断できる。この磯ではいい条件だ。アタリが止まったところで仕掛けを巻き上げてみたら、シラガウニがまったく残っていない。針が丸裸の状態。石物が食っている感じだ。

 そこで食いやすいように、ウニの芯だけを取り出して餌巻き糸でぐるぐる巻きつける。このやり方だと食い込みはぐっとアップするはず。するとその思惑通りに食い込んできた。竿が十分に入り切ったところで掛け合わせる。根が多い磯なので、魚が横走りしながら浮いてくる。50センチの良型イシガキダイだった。潮は引きにかかっているが、この後も石物のアタリは続き、夕方の午後5時の納竿までに38~50センチのイシガキダイが5匹の釣果となった。

 気配ムンムンだったので翌日も同じ磯を狙う。シラガウニのみにアタリが出ていたので、この日も食い込みのいいシラガウニの芯の2個刺しで勝負をかける。1投目に40センチのイシガキダイがヒットした。期待していただけに大きさは少し不満が残る。 

 そのあとアタリが続かないので投点を13メートルと手前にしてみるといいアタリが出た。前日打ち込んだ餌が効いて、魚が手前のタナに寄っていたようだ。ここからアタリが連発。53センチのクチジロがヒット。続いて51センチと良型がお目見えした。昼までの満ち潮狙いで5匹の石物をゲット。1日半の竿出しで10匹の釣果となった。屋久島の石物はこれから乗っ込み期を迎えるので楽しみだ。

続きを表示

この記事のフォト

バックナンバー

もっと見る