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竿を静かに上下 マダイ“口説け” 

[ 2018年1月14日 07:18 ]

嵯峨崎さんは2キロ級のマダイをゲット
Photo By スポニチ

 【真説フィッシング】昨年12月から安定した釣果が出ている剣崎沖のマダイは今年に入ってからも順調。本来なら厳しくなる真冬だが、1キロ級主体に数釣りが期待できる。これにイナダ、ワラサが交じり、楽しませてくれる。(芝 真也)

 「いい感じに釣れています。トップが10匹以上の日も出ていますよ」と鈴木大揮船長。

 大松丸に18人の釣り人が乗り、午前7時に出船。仕掛けはビシ80号、ハリス3号×8メートル。大松丸では海面からのタナ取りで指示が出される。そのため指示ダナで当たりを待つことが基本となるので、タナを探る場合はハリスの長さを変えて調整する。今年はゲストにイナダが多く、ワラサも回っている。イナダやワラサの食いが良い状況であれば、ハリスは5〜6号の使用がオススメ。準備しておくと良い。

 「始めてください。タナは48メートルです」の合図でスタート。水深は58メートル。指示ダナより5メートル余分にビシを落とし、ハリスがなじむのを待ち、コマセをまきながらタナまで巻き上げてくる。

 「誘いをかけた後、ヒットしてくることが多いですよ」と船長から貴重なアドバイス。マダイは上から落ちてくるものに興味を示し反応する習性がある。そこで、1〜2分当たりを待ったら、ゆっくりと大きく竿を振り上げ、その位置でしばらく様子を見てから、静かに元へ戻していく。この下げていく時にヒットチャンスが訪れやすい。その後2分ほど待ち、当たりがなかったら仕掛けを回収、付け餌の点検とコマセの詰め直しを行う。

 当日は朝のチャンスタイムに不発。移動してからイナダの連発はあったものの、マダイは予想外の食い渋り。昼ごろになって朝のポイントに戻り再開すると、右舷胴の間に座る新宿区・嵯峨崎一義さん(53=会社員)の竿が大きく曲がり、2キロ級のマダイをゲット!「マダイを冬に狙うのは初めて。この時季のマダイ狙いも楽しいですね」とにっこり。

 「反応はあります。狙う水深は少し深くなると思いますが、まだまだ狙えそうです」と船長。魚の数は多い見込みなので、これからも楽しませてくれそうな剣崎沖だ。

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、剣崎・大松丸=(電)0468(86)1244。午前7時出船。料金は乗合9000円(餌、氷別)。ヤリイカ、カワハギにも出船。

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