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佐藤さん総合V ビギナーズラック1・5キロ

[ 2017年10月12日 07:45 ]

優勝した佐藤さん。右は指南役の片桐さん
Photo By スポニチ

 【アサヒビールカップ2017スポニチ「飯岡ヒラメ釣り大会」】アサヒビールカップ2017スポニチ「飯岡ヒラメ釣り大会」が8日、千葉県飯岡・隆正丸から出船した4隻で開催され、68人が参加した。ヒラメ1匹の重量勝負で8号船に乗船した富士見市の佐藤隆治さん(27=会社員)が1.50キロを釣り上げ総合優勝を果たした。(笠原然朗、林悠二)

◆名人たちが苦戦する中…/2位と同重量全長2ミリ差/

 ウネリの海が大会の舞台。歴代の優勝者らヒラメ名人たちに交じって奮闘していたのが18号船に乗船した豊島区の渡辺圭以子さん(54=会社員)。1匹目が釣れたのは競技終了の約1時間半前。続けて1匹を加えた。スポニチ主催大会の常連で「賞品が良いし、雰囲気も楽しいです」。

 数は出るが型は出ない中、午前8時40分に1.50キロの優勝魚を釣り上げたのが佐藤さんだった。半年前、オカからのルアー釣りを始めたが、船釣りは今回が初めて。釣りの師匠、片桐啓介さん(48=会社員)からタックル一式を借りて大会に臨んだ。

 「最初、コツコツと来て、いきなりドーンと入った」という初ヒラメで、18号船に乗船した同重量の足立区・明石由紀夫さん(67)に全長で2ミリの差をつけて優勝した。「結婚したいと思っている」という彼女がいるそうで、「オカ釣りでは先に彼女がヒラメを釣っている。だからこの1匹は自慢できます」

 優勝賞品はアサヒスーパードライ(350ミリ入り缶)4ケース(96本)。2人で酔う優勝の美酒には十分過ぎる量だ。

◎良型3連発!!

 ○…食い渋りで皆が苦戦する中、良型を次々3連発したのは茨城県常総市の山口貴志さん(41=会社員)。ヒラメ釣り6年目、3.8キロの記録も。竿を手に立っているのだが、どう見ても眠っている。「目を閉じていると当たりが取りやすい」というのだが。「5センチずつサイズアップしています」。仲間の話では前夜の宿でかなりお酒が進んだとか。入賞は逃したが、仲間3人の中で竿頭を飾っていた。

◎3匹も及ばず

 ○…先日行われたJGFA大会で6.15キロ(85センチ)の大物を釣り総合優勝した市川市の榎原進さん(58=会社員)も参戦。前回はトモ、そしてこの日引き当てた席は正舷。波高3メートルの大ウネリに合わせ、終始竿を握って構えた。45センチ前後を2匹含めて3匹釣り上げたのだが、2匹目の大物は不在だった。

◎仲良し夫婦

 ○…夫婦で18号船に乗船したのは千葉市の長沢恭太郎さん(59=自営業)とよしみさん(58)=写真。仕事も釣りも一緒の仲良し。アユ釣りが大好きでシーズン中はキャンプ道具一式を車に積み込んで遠征釣行。「釣りができて温泉があればどこへでも行きます」。



 ◇大会成績(ヒラメ1匹の重量、単位キロ、同重量の場合は全長)

 ▼総合賞 (1)佐藤隆治(富士見市)1.50(54.5センチ)=8号船(2)明石由紀夫(足立区)1.50(54.3センチ)=18号船(3)箱田規雄(江東区)1.46=11号船(4)田中良明(千葉市)1.07=3号船

 ▼船別賞 ◎8号船(1)有坂英(塩谷町)1.35(2)菊地将彦(千葉市)1.20◎18号船(1)菊地浩昭(三郷市)1.34(2)大桃政雄(千葉市)1.32◎11号船(1)大木義弘(芝山町)1.37(2)金成忠重(佐野市)1.08◎3号船(1)岡部文明(千葉市)0.98(2)後藤豊久(鹿嶋市)0.95

 ▼女性賞 箱田佳子(江東区)0.83

 =敬称略=

 ▽主催

スポーツニッポン新聞社

東日本釣宿連合会

 ▽後援

モーリス

 ▽特別協賛

アサヒビール

 ▽協賛

アサヒ飲料、オカモト、サクラ高級釣竿製造所、サニー商事、シマノ、ジャルパック、上州屋、大同石油、ダイワ(グローブライド)、タックルベリー、ハイアールジャパンセールス、ハヤブサ、マルキユー、ルミカ

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