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満開!赤い花!沖メバル中心にメヌケ、マゾイ、メダイ…

[ 2017年3月12日 05:30 ]

志田さんは沖メバル4匹掛けでスタート
Photo By スポニチ

 【菅野順也の釣り巡礼】おっき〜沖メバルを狙い撃ち。型が魅力の深場は高級魚がずらり!ゲストは盛りだくさん。赤い魚の五目釣り、平潟・第15隆栄丸から出船した。(スポニチAPC 菅野 順也)

 ゴツゴツ、ガタガタ!強烈な当たりが伝わった。セオリー通りに追い食いを待つと、どんどん竿が曲がる。巻き上げると、穂先が海面に突き刺さった。

 午前5時、茨城県最北の平潟港から出船した第15隆栄丸は岩礁帯が広がるポイントから1投目を流して魚信をキャッチした。

 「1匹食ったら少しずつ巻いてください。反応は5メートル以上まで出ています。大型ほど高いタナにいますよ」と鈴木和次船長のアナウンス。

 水深は160メートル。電動リールが数分間、うなり続けて濃紺の海に鮮やかな色が浮かんだ。私には30センチ超えの特大沖メバルが3匹。

 さらにたくさんの花が咲いた。釣り応えのある深場の釣りが好きでよく通っているという、佐倉市・志田茂夫さん(61=幼稚園理事長)は「このあたりは型の良い沖メバルが釣れるのが魅力ですね、味も最高ですよ」と4点掛けのスタート。

 鈴木船長に釣り方のコツを聞くと「船はゆっくりと流れていくので、海底の地形を想像しながらうまくタナを操作してください。技などはありませんが、基本に忠実なのが一番です。カケ上がりで根に掛けずに魚に掛けるところだけは、腕の見せどころですよ」とのこと。

 中盤以降は水深200メートルのポイントへ移動。沖メバル棲息域の最深部なので、他の魚種も期待できる。

 隆栄丸ではハリ数を多くして釣果を伸ばすよりも、投入回数を増やす手段を推奨。仕掛けのハリ数は8本バリまでが船のルール。船長はテンポ良くポイントを回るので、次の投入に合うように餌を付けてスタンバイだ。

 船の釣りは何でもこなすという福島市・森口健さん(48=公務員)は「狙っていた私の本命がこれですよ。仕掛けを操る慌ただしさも気に入ってます」と、メヌケを追加。

 五目を達成したという、白河市・緑川武洋さん(52=会社員)は「毎年この時季にうまい魚を釣りにきています。連なって上がる姿は最高ですね」と沖メバル、ウケグチメバル、メヌケ、マゾイ、メダイを並べてにっこり。

 私の釣果は38センチを頭に沖メバルと赤い魚が45匹。深場の高級魚が勢ぞろいとなった。

 ▼当日使用のタックル 仕掛け=がまかつ「沖メバル・テリ仕掛け13号」

 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、平潟・第15隆栄丸=(電)0293(46)3980。中深場五目釣りの集合時間は要確認。乗合料金1万5000円。

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