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春の訪れ3・1解禁 関東中心にオススメ河川大特集

[ 2017年2月20日 05:30 ]

昨年の解禁日に葛野川で竿を出す釣り人たち
Photo By スポニチ

 【渓流2017】

 3月1日の渓流解禁まであと10日ほど。関東地区を中心にオススメ河川の放流状況、展望などを特集する。さてどこに出掛けようか? (山口 渓水)

◆稚魚成育も順調 山梨県

◎奥道志川

 昨年はさしたる出水も河川工事もなく、河川の状況は良い。放流も順調で、昨秋に釣った感じでは魚影が濃く、稚魚放流魚の成育も歩留まりも良好だった。

 最下流部の両国地区から中流部の大栗集落付近まではベテラン向き。V字峡がきつい渓相なので、キャンプ場を中心とした地点が釣り場の中心になる。

 次に馬場集落から最上流部の長又集落間は日照も良く魚の活性も高い。初心者からベテランまで気軽に渓流釣りを楽しめる。なお全エリアの解禁前後の成魚放流箇所は遊漁券取扱所などからアドバイスをもらおう。

 ◎桂川本・支流

 漁協の管理が良いのでお薦めの釣り場。本流は島田から猿橋までのダイナミックなポイントを狙う。支流では葛野川、笹子川などが足場も良く、本流の各所に満遍なくヤマメを放流しているので初日から数釣りが可能。安心して入渓できるイチ推しの川である。

◆アマゴ引き魅力 静岡県

◎河津川

 解禁初日から尺前後のアマゴの引きが味わえるのが本流の魅力。中流部峰小橋から上流部の大鍋橋までが、狙いのエリア。温暖な地だけにオープニングからテンカラ、フライに反応するネーティブなアマゴが多いのも魅力だ。

 ◎興津川

 中河内合流点から上流部の本流および支流部が狙い目。放流モノは本流部に多い。釣れるアマゴは良型が多く、天然魚は温暖な地域だけに活性は高い。足場もよく釣りやすいのでお薦め。支流域も魚影が濃いので、釣ってみよう。

◆支流で無理なく 神奈川県

◎早戸川、中津川

 早戸川の上流域は初期は雪が多いので三日月橋までが狙い場所。林道は雪のため早戸川国際マス釣り場入り口先のゲートが閉鎖中。支流の水沢川も楽しめるので、無理のない釣行がお薦め!中津川は本流の角田大橋から日向橋間が狙い目。上流部の本谷川・塩水川も楽しめる。

◆解禁初期の釣り方 餌は生イクラ◎

 渓流釣りはシンプルで気軽に楽しみたい。タックルは使いやすければ安価でOK。本流ならロッドは5〜6メートル程度の先調子で、軽い物に。仕掛けは、ナイロン仕掛けの0・25〜0・4号を使用。

 オモリは渓魚の定位する低層をじっくり流せる重さのものを選ぶ。

 解禁日の餌は、生イクラが一番、予備にキジを用意する。シーズン中は現地の川で採取可能な川虫類(ヒラタ、黒川虫、キンパク、ピンチョロなど)を多用する。大物狙いなら太めのキジを使う。

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