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寒冬賞頂きたい!?大型「練馬サーモン」 としまえんプール季節限定で変身

[ 2017年1月19日 05:30 ]

大型の練馬サーモンが釣れたよ
Photo By スポニチ

 【あかりの“管釣り”っちゃおう!】

 記録的な寒波…らしい。寒さの中での釣りは難行苦行だが、東京・練馬区の遊園地「としまえん」では冬季限定でプールが管理釣り場に変身!ふくだあかりが狙ったのは美味でも知られる噂の「練馬サーモン」だ。

 ◎3・2グラムスプーン

 一年で一番寒くなってくるのが1月の中頃から。ニュースでも寒波が来ているだの、各地で大雪が降っているだの、お寒いニュースが流れている。そんな時は、スタッドレスタイヤの車でないと、山間部にある管理釣り場に行くのは難しい。そんな時に重宝するのが「プール管釣り」。夏のプールが冬は管理釣り場になる、画期的なシステム。都内にあって電車でも行けるアクセスの良さとお手軽さが人気の「としまえんフィッシングエリア」に行ってきました。この日の気温は朝イチで1度。なんと水温は4度まで下がってる!とにかく朝イチのプレッシャーが低い時に大物を釣ってしまいたいから、大物が主体で入っている波のプールの「ミシガンエリア」に直行!ここは奥行きがあるから基本長靴でプールに立ち入るんだけれど、水温が4度のところにザブザブと入っていくんだから、足は冷たいを通り越して痛いの域。しかも都内のプール管釣りでガイドが凍るという異例の寒さに、足先も手先も心も凍り付きそう。

 なんとか耐えながら、飛距離の出る5グラムのスプーンを魚がたまっている奥の壁ギリギリに向かってキャスト。ボトムをしっかりととってスローリトリーブで攻めるも、スプーンが重いから底の木の葉を拾ってしまって釣りにならない。でも軽いスプーンだとポイントまで届かないから、なんとか飛距離を確保できる3・2グラムのスプーンにチェンジしてフルキャストし、ボトムギリギリを探っていくと、ゴツンという当たりとともに重量感のある引き!

 慎重にやりとりをして、ニジマスの3倍体で、60センチ近い「練馬サーモン」をゲット!赤身で食べてもおいしい。そのまま2匹目も…と思ったんだけれど、あまりの水の冷たさにギブアップして、その後は流れるプールの「アマゾンエリア」に。実はここにも練馬サーモンが入っているから粘ったんだけれど、水温低下のせいかちょっと食いが悪く、ニジマスの数は釣れるもののサイズが出ず。この日は終了になりました。

 ◎焼いて食べよう

 とはいえ都内で60センチや70センチの大型トラウトが釣れるこのエリアはかなり人気で、週末には子供連れの家族やカップル、もちろんベテランアングラーたちでにぎわっている。さらに、土・日曜、祝日には魚焼きコーナーがオープンして、1本100円の串を買えば、釣った魚(30センチまで)を自分で焼いて食べられるのもうれしい。

 自分で焼き加減・塩加減を調節できて、ちょっとした休憩にもなって、かなりいいサービス。さらに今シーズンから始まった本モロコ釣りにも挑戦!あったかい室内釣り場でほんわか餌釣りに癒やされ、大満足の釣行になりました。

 としまえんではゴールデンウイークの最終日までオープンしているから、ぜひ遊びに行ってみて?丸一日楽しめますよ?

 ◆ふくだあかり 1981年(昭56)、茨城県生まれ。07年、趣味で釣りを始める。08年に始めたブログ「百目」は、月間30万アクセスの人気。著書に「初めての釣りガール スタイル&レシピ」(講談社)などがある。16年から茨城県海面利用協議会委員を務めている。

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