中吉ぐらい！？ヒラメ初釣りで１７年占っちゃう

今年初釣りで食べごろサイズのヒラメを手にしたあかり
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　【釣り姫見参！】大洗・大栄丸

　今年の海上安全と大漁祈願を願い、釣り運を試す「初釣り」。ふくだあかりが出掛けたのは地元・茨城県の大洗港。大栄丸から現在、好調のヒラメを狙った。さて今年の運勢は…

　◎悪状況も気合

　「初釣り」の釣果で一年の釣りを占ったりする釣り人もいる。たくさん釣れれば“大漁運”が、大物が釣れれば“大物運”が。逆にまったく釣れなければ厄落とし、と、験を担ぐわけです。

　当然、ワタシも毎年この初釣りには気合を入れて臨んできていて、昨年は自己記録の６キロ近いヒラメを釣り上げ年始を飾り、釣果こそパッとしなかったものの、一年間安全に釣りを楽しむことができました。

　そして今年も大好きで得意分野のヒラメ釣りに行ってきました！お世話になったのは大栄丸。年始からの釣果がすこぶる好調で、何やら数もサイズもかなり出ているそう。期待できそうです。

　今年のお正月はお天気にも恵まれ、比較的暖かい日が続いていたのに、当日は寒波の影響で激サム。しかも風が強くウネリもあるという悪状況だったけれど、魚が釣れてしまえばそんなの吹っ飛ぶし！とまだ真っ暗なうちから釣り開始。ポイントは大洗沖の水深１５メートル前後の浅場から。“落ちパク”もあるかも！？と、ドキドキしながら仕掛けを落とし、タナを取るも、しばらく当たりなし。

　何回か浅場を流し直しても当たりが少ないので、ちょっと深場の３８メートル前後へ移動。すると辺りが明るくなってきてからやっと当たりが。焦らず慎重に食わせて、しっかりと合わせを入れたら乗った！釣れたのは１・５キロちょっとの食べごろサイズ。その後は良型のマゴチと小さいヒラメを追加したものの、当たりが続かず、これで終了。

　年始のヒラメラッシュはどこへやら、可もなく不可もない感じになっちゃいましたが、年始めの釣りでちゃんと釣ることができて、今年は安定した釣果を出せそうな予感がします。

　この日は船中０〜４匹０・８〜３・７キロとちょっと落ち気味。潮もあまり良くなく、濁りが入ってしまったために食いが落ちてしまったみたい。とはいえ、ベイトのイワシはたくさんいるし、これからさらに大きいのも期待できる。ゲストも多彩でお土産も華やかだし、今年は水温が下がるのがちょっと遅いから、３月いっぱいまでは十分楽しめる予感。

　◎１０キロ出るかも

　茨城の海は６キロとか８キロ、もしかしたら１０キロにもなるお化けヒラメも釣れることもあるから、通う価値あり！みんなの初釣りはどうだったんだろう？もう行ってきた人もまだの人も、茨城県沖の肉厚のヒラメをぜひ釣りに行ってみてくださいね

▼釣況　東日本釣宿連合会所属、大洗・大栄丸＝（電）０２９（２６７）４７７１。集合は午前４時半。乗合料金１万２０００円。大洗港からのヒラメ船はほかに弘清丸からも出船。

　◆ふくだあかり　１９８１年（昭５６）、茨城県生まれ。０７年、趣味で釣りを始める。０８年に始めたブログ「百目」は、月間３０万アクセスの人気。著書に「初めての釣りガール　スタイル＆レシピ」（講談社）などがある。１６年から茨城県海面利用協議会委員を務めている。