オシャレなヘダイとマダイに アクセントはマアジ4匹 スタイリストが春の五目コレクション

[ 2024年3月19日 04:30 ]

ヘダイとマダイを手に大満足
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 【釣りガール参上!】アウトドアファッションを得意とするスタイリスト・東美穂が、神奈川県平塚・庄三郎丸で五目釣りに挑戦した。春の気配が訪れた相模湾で、どんな魚たちと出合えたのだろうか。

 普段は陸(おか)っぱりルアー専門で船釣りは数回程度ですが、今回は庄三郎丸に“船入”調査します。五目船って対象魚はいったい何なのでしょう?単身で乗船することはないので朝からドキドキしていましたが、隣には女性釣り師がいるし、さらには家族連れの姿も。比較的アットホームな雰囲気なので、新盛厚船長のレクチャーが始まる頃には緊張は少しほぐれていました。

 ポイントに到着。いよいよ本番です。緊張メーターは再びマックスですが、この感じが一番楽しい時間だったりして。早速、同乗していた岩崎吉彦さん(会社員)と、息子の暁くんにヒット。さらに隣の女性の竿も曲がっています。何が釣れたんだろう…と興味津々で見ていると赤いモノがプカリ。マダコでした。五目ってマダコも釣れるんですね。とはいえ、自分の竿には当たる気配が全くなく、焦るばかり。

 すると、急に当たりがきた。リールを巻いていくとキラリと光るシルバーの魚体は30センチのヘダイ。ファーストヒットだったので、持ってニヤニヤしちゃいました。ちなみに、今季のファッションのポイントに、シルバー色を取り入れるとおしゃれになります。

 1匹は釣れたものの、当たりは続かずに空回りの連続。ポイント移動後には当たりはあっても、掛けることができずにバラしてばかり。どうしたものか、と困っていると神の啓示が。以前、カゴにコマセを目いっぱい入れずに、仕掛けを落としたところ、一気に釣れ出したことを思い出しました。試すしかない。コマセは8割ほど詰め、付け餌のオキアミは尾を取り、ハリの形にクルっと巻いて仕掛けを投入すると効果てきめん。すぐにコンコンという当たりが伝わってきました。

 「多分マアジかな?少し待ってみよう」と新盛船長のアドバイスで、ガマンして待つとゴン、ゴンと当たりが強さを増してきます。リールを巻くとマアジの一荷。想像より小さめだったけど、釣れたことに満足していたら、抜き上げる途中で焦ってしまい1匹は海へリターン。涙が出ました。

 五目だけあって船内ではホウボウ、クロムツ、サバ、イシダイなどが釣れて時間がたつほどにぎやかに。中には釣れた魚を餌にして、ヒラメを上げる人も。食物連鎖だなと感心していたら、今度はサバの猛攻に遭い、ウイリー仕掛けが絡まる始末。仕掛けと格闘する私、魚と格闘する同乗者。ほどいている時間がもったいないので、糸を切り新しい仕掛けに替えた頃には残り時間はあとわずか。小さいながらマダイ、良型マアジを追加してタイムアップとなった。結果はヘダイ、マダイ各1匹、マアジ4匹でクーラーは満タン状態。初挑戦にしてはまずまずだったでしょ。

 【調査結果】五目船は何が釣れるか分からないドキドキ感が最高!でした。

 ◇東 美穂(ひがし・みほ)1975年(昭50)生まれ、熊本県出身。登山、キャンプ、スノーボード好きのアウトドアスタイリスト。釣り歴は陸っぱりルアーを中心に6年。


 ▼釣況 東日本釣宿連合会所属、平塚・庄三郎丸=(電)0463(21)1012。出船時間は午前6時半、乗合料金は1万1500円。そのほか、タチウオ船、ホウボウ船、LTアマダイ船も出船中。

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