巨人・赤星、好投も「反省」 今季初先発で5回2失点 打線は再三の得点機生かせず、ゼロ行進

[ 2024年4月17日 19:57 ]

セ・リーグ   巨人―阪神 ( 2024年4月17日    甲子園 )

<神・巨>3回2死一、二塁、森下(奥)に先制の2点適時二塁打を浴びる赤星(撮影・北條 貴史)
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 巨人の3年目右腕・赤星優志投手(24)が17日に出場選手登録され、同日の阪神戦(甲子園)で今季初先発登板。5回3安打2失点と好投するも打線の援護に恵まれず、昨年10月3日の中日戦(バンテリンD)以来となる今季初勝利を逃した。

 昨季後半戦で安定した投球を披露し、ローテーション投手の一角を担った赤星。今季は中継ぎでのスタートとなったが、初登板となった3日の中日戦(バンテリンD)では2番手として3回完全投球を披露し、自己最速の154キロもマークした。

 阿部監督はこの試合で先発して4回4失点KOされていたメンデスの代わりに赤星を先発へ回すことを即決。赤星は5日に出場選手登録を外れてこの日まで調整してきた。

 新人時代、2022年4月3日の阪神戦(東京D)でプロ初勝利をマークした赤星。試合前まで阪神戦は通算4勝1敗と相性の良さを誇り、この日も2回まで無安打投球を披露した。

 だが、0―0のまま迎えた3回だった。2死走者なしから近本、中野に連打されて2死一、二塁。ここで打席に迎えた森下の飛球は中堅へ飛んだ。これを追った新人・佐々木は目測を誤って前進。さらに足元を滑らせている間に打球は佐々木の頭上を越える二塁打となって不運な2点先制を許した。

 その一方で、味方打線は初回の1死一、二塁、2回の無死三塁、4回の無死満塁でいずれも無得点に終わるなど“天敵左腕”伊藤将から5回まで毎回安打しながらもホームが遠く、赤星を援護できず。

 そして、0―2のまま迎えた6回だった。2死三塁で赤星に打席が回ると、阿部監督は代打・大城卓をコール。赤星はここで降板となった。なお、大城卓は中飛。巨人はこの回も無得点に終わっている。

 赤星の投球内容は5回で打者18人に対して75球を投げ、3安打2失点。4三振を奪い、1四球1死球だった。

 なお、巨人のマウンドには6回から左腕・横川が上がり、捕手も岸田から大城卓に代わっている。

 ▼赤星 野手の方の好プレーに助けられ5回まで投げられたかなと思います。2アウトからの失点が反省点です。次に向けてまた頑張ります。

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