“若手有望株”ドジャース3位のパヘスが「7番・中堅」でスタメン、不振の下位打線を立て直せるか

[ 2024年4月17日 09:39 ]

オープン戦でカブス・今永から3連本塁打を放ち、本塁で迎えられるドジャース・パヘス(AP)
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 ドジャースが16日(日本時間17日)、期待の若手有望株アンディ・パヘス外野手(23)を昇格させた。ナショナルズ戦「7番・中堅」でスタメン出場する。大リーグ公式サイトの若手有望株ランキングトップ100の94位、ドジャースで3位に入っていた。

 キューバ出身、23年は右肩の手術を受けたためほとんどプレーしていなかった。大手術だったため、24年もどれだけやれるかはわからなかったが、カクタスリーグで2本の本塁打を含む17打数8安打の大暴れを、チームメイト、コーチ、フロントオフィスに印象付けた。開幕は3Aスタートだったが、ここでも62打数23安打(打率・371)、5本塁打、15打点、2盗塁で、OPS(出塁率+長打率)は1・146に上昇していた。

 ドジャースはパヘスを将来の正右翼手と考え、今季は3Aで育成を続ける予定だった。しかしベテランのジェイソン・ヘイワード外野手が腰痛で負傷者リスト入り、クリス・テイラーが打撃不振で、打てる外野手が必要になった。

 15日まで、ドジャースの6番打者から9番打者の打率・187はメジャーで4番目に悪い数字。ジェームズ・アウトマン、キケ・ヘルナンデスらも打てていなかった。今後は左投手相手のスタメンとなるが、右投手相手でも右翼手として先発の可能性がある。デイブ・ロバーツ監督はキャンプ中に「才能があるのは明らか。このレベルでプレーできるし、今季いずれかの時点で昇格しても驚かない」と話していたが、早くもその機会が訪れた。

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